はじめに|プロが必ず持ち歩く「小さな紙」
テレビ中継や試合会場で、
プロゴルファーの後ろポケットから
小さなメモ用紙がのぞいているのを見たことはありませんか?
- スコアカードとは別
- 風や距離を確認するように取り出す
- 何度も見返している
実はあのメモ、
単なる距離メモではありません。
プロがスコアを作るための
思考を安定させる装置とも言える存在なのです。
結論|メモの正体は「情報」ではなく「判断基準」

最初に結論を言うとね、
プロのメモに書かれているのは
情報そのものではなく、
「迷わないための判断基準」
です。
つまり、
- 何ヤード打つか
- どの番手か
だけでなく、
- どう考えるか
- 何をしないか
まで含めた
思考の整理表なのです。
プロのメモに書かれている主な内容
プロのメモは人によって違いますが、
共通点があります。
① コース固有の情報
- グリーンの傾斜の強弱
- 芝目の向き
- 朝と午後で変わる転がり
「このコース特有のクセ」を忘れないため。
② 自分の傾向に関する注意書き
- 右にミスが出やすいホール
- 引っかけやすい番手
- プレッシャーがかかる距離
自分を客観視するためのメモです。
③ 判断を簡単にする一言
- 「ピンは狙わない」
- 「大きめでOK」
- 「刻みで十分」
迷いを排除するための
行動指針が書かれています。
なぜメモがスコアに直結するのか
アマチュアとプロの最大の違いは、
**技術よりも“迷いの量”**です。
- どの番手にするか迷う
- 強く振るか迷う
- ピンを狙うか迷う
この迷いが、
スイングの再現性を一気に下げます。

プロのメモは、
その場で考えないための仕組み
なのです。
【体験談】メモを持つだけでプレーが安定した話

人生で初めて、プロアマのトーナメントに参加をしたんですがラウンド中に、
- 残り距離を何度も確認
- 同伴者の番手を見て迷う
- 最後は中途半端な選択
そこで試しに、
ラウンド前に簡単なメモを作りました。

効果は
- 各番手の“楽な距離”
- ミスしやすい状況
- 攻めないと決めたホール
それをポケットに入れて回っただけで、
- 番手決定が早くなった
- 素振りが減った
- ミスの幅が小さくなった
という変化が起きました。

スイングは何も変えていません。
変えたのは「考える量」だけ
でした。
アマチュアが真似すべき「メモの作り方」
プロと同じ内容を書く必要はありません。
大切なのは、シンプルにすることです。
おすすめのメモ項目(初心者向け)
- 7Iの楽な距離
- フルスイング禁止
- ピン狙いNGホール
- 大きめ番手でOK
4〜5行で十分です。
よくある勘違い
❌ 距離表を書けばOK
→ 情報が多すぎると逆効果です。
❌ 他人のメモを真似する
→ メモは「自分専用」でないと意味がありません。
❌ 完璧に書こうとする
→ 書き直し前提でOK。
ラウンド後に更新するのが正解です。
プロがメモを“後ろポケット”に入れる理由
実はここにも意味があります。
- すぐ取り出せる
- 視界に入りすぎない
- 常に意識できる

つまり、
「必要な時だけ思い出す」位置
なのです。
迷った時の判断フレーズ

考えないために
書いておく
これが、
プロメモの本質です。
スコアを縮めるのは技術より「準備」
最後に要点を整理します。
- プロのメモは情報集ではない
- 判断基準を固定するための道具
- 迷いを減らすことで再現性が上がる
上手くなるほど、
プロほど、
考える量は減っていく。

その第一歩が、
小さな一枚のメモなのです。
編集部コメント
プロゴルファーがラウンド中に何度も見返す「後ろポケットのメモ」。あの中には、単なる距離の数字以上に、ミスを未然に防ぎ、最善の1打を選択するための「決断の根拠」が詰まっています。
この記事では、プロの思考プロセスを解剖し、アマチュアでもすぐに取り入れられる情報の整理術を解説しました。スコアを縮めるヒントは、スイングだけでなく「情報の扱い方」にあります。
「この記事でわかったこと」まとめ

- メモは「迷い」を消すための道具:ショットの直前に考えるべきことを、事前に整理して書き出しておくことで、実行時の迷いを排除する。
- 書かれているのは「失敗しないための条件」:ピンまでの距離だけでなく、風、傾斜、ハザードの位置など、「ここだけは打ってはいけない場所」を可視化している。
- 自分専用の「コース攻略本」の作り方:過去のミスや成功体験をメモに残すことで、次のラウンドで同じ失敗を繰り返さないための仕組みを作る。
- メンタルを安定させる自己暗示:テクニカルな情報だけでなく、落ち着きを取り戻すための言葉やルーティンを書き留める活用法。
GOLF LIFT視点の1行結論
「後ろポケットのメモ」に書かれているのは、単なるデータではなく、プレッシャーの中で自分を信じるための「判断の裏付け」である。
※本記事はGOLF LIFT編集部が「ヤーデージブックを真似してメモを取り始めたところ、迷いが減り、判断ミスによる大叩きが激減した」実体験と、その後の検証をもとに構成しています。
河本結のヤーテージブックの中身を初公開!好スコアの理由とは!?
この動画では、女子プロゴルファーの 河本結プロ が、自身の ヤーテージブック(コース戦略ノート) の中身を初めて公開し、そこから見える スコアが良い理由=戦略的な考え方 を紹介しています。
河本結プロが書き込んでいる内容(ポイント)
- ピン位置の安全解釈
ピン周りで「どこに外してもOKか」「リスクの少ないエリア」を色分けして記入している。
→ 危険エリアと安全エリアが一目で分かり、攻める・守るの判断がブレない。 - 風や距離の補足
風向きや強さを事前に予想して書き込み、実際の状況と比較しながら判断に活かしている。
→ 距離感やクラブ選択が安定し、ミスを減らす。 - 自分専用のデータ化
練習ラウンドでのショット結果(距離、クラブ、ラン)なども蓄積している。
→ 経験データを元に「この場面ではこう打つ」という判断が瞬時にできる。
なぜスコアが良くなるのか?
単に距離を知るだけでなく、「迷わない」「ブレない判断基準」を設計することで、戦略的なプレーができるようになるのがヤーテージブックの本質です。
その結果、精神的な揺れが減り、安定したスコアにつながっています。
アマチュアへの活用ヒント
- 市販のヤーテージブックに加えて、自分の好みや弱点を書き込む。
- ピン位置や危険エリアを色分けすることで、ラウンド中の迷いを減らす。
- 練習ラウンドで得たデータを書き込む習慣をつけると、判断力がぐっと上がる。
おすすめ記事
【2026年最新】100切りの壁は本当に高い?統計データから導く最短攻略法【GOLF LIFT】



















「あれ、何を書いているんだろう?」
そう思った人も多いはずです。