グリーン上で短いパットを残した際、カップに入れずにパターの裏側でボールを自分の方へ「グイッ」と引き寄せたことはありませんか? 実はこれ、ルール違反になる可能性があることをご存知でしょうか。
「OKをもらったから大丈夫」「親睦ゴルフだから」と油断していると、競技や正式なコンペでは思わぬペナルティを受けるかもしれません。今回は、パッティングの正しい打ち方とルールの境界線を解説します。
1. 「かき寄せ」はなぜダメ?ルールの結論
ゴルフ規則10.1aでは、**「球を正しく打つこと」**が定められています。
- 正しい打ち方: クラブのヘッドで球を「打つ」こと。
- 違反となる行為: 球を「押し出す」「かき寄せる」「すくい上げる」こと。
たとえ数センチの距離であっても、パターの裏側や側面を使ってボールを自分の方へ引き寄せたり、押し込んだりする行為は「正しく打った」とはみなされません。
【罰則】 ストロークプレーの場合、このルールに違反すると**「2打罰」**が科せられます。
2. 「OK(コンシード)」が出た後の処理に注意
「OK」が出た場合、その時点でそのホールは終了(カップインしたとみなす)となります。そのため、OKが出た後にボールをかき寄せても、基本的には罰打はつきません。
注意すべきは「OKが出る前」の動作です。
- 相手や同伴競技者が「OK」と言う前に、自分でボールをかき寄せてしまった場合、それは「正しくない打ち方」でのストロークとみなされるリスクがあります。
- 競技(ストロークプレー)ではそもそも「OK」という概念がないため、常にカップインさせる必要があります。
3. こんなときどうする?パッティングQ&A
Q. パターの「裏側」で打つのはOK?
A. クラブのどこを使っても「打つ」動作であれば基本OKです。 ルール上、クラブのヘッド(フェース以外の部分でも)で球を正しく打つのであれば、必ずしもフェース面である必要はありません。ただし、「かき寄せる」「押し出す」といった動作にならないよう注意が必要です。
Q. 片手で打ってもいいの?
A. 問題ありません。 片手でパットを打つこと自体に罰則はありません。ただし、不安定な姿勢で「かき寄せ」に近い動きになりやすいため、慎重に行うべきです。
4. スムーズなプレーのためのマナー
ルール以前に、グリーン上での所作は同伴者への印象を大きく左右します。
- 最後まで丁寧に: 短いパットでも、しっかりアドレスをとってカップインさせるのが基本です。
- OKの確認: セルフプレーやコンペでは、相手が「OK」と言ってからボールを拾い上げるようにしましょう。
- ボールを拾う際: パターのヘッドでボールを「パシッ」と跳ね上げてキャッチする動作も、グリーン面を傷つける可能性があるため、手で拾い上げるのが最もスマートです。
まとめ:最新ルールを味方につけて楽しくプレー
「かき寄せ」ひとつで2打罰を受けてしまうのは非常にもったいないミスです。**「ボールは必ずヘッドで打つ」**という基本を再確認し、無駄なペナルティを防ぎましょう。
最新のゴルフルールを正しく理解することは、自分を守るだけでなく、同伴者全員が気持ちよくプレーすることに繋がります。
情報元
GDO ゴルフダイジェスト・オンライン (返しのパットをパターでかき寄せた。えっ、ダメ?/ルールQ&A)
GOLFLIFT(ゴルフリフト) 初心者でもわかりやすい最新ゴルフルールガイド。基本ルールからマナー、コンペのルールまで幅広く解説。

















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